種卵(しゅらん)を手に入れよう

種卵の入手方法

ウズラの卵を孵化させるためには有精卵(ゆうせいらん)を入手する必要があります。有精卵は暖めるとヒヨコが生まれる卵です。スーパーで売っている無精卵は暖めてもヒナはかえりません。

Amazonで入手できる並ウズラの有精卵

有精卵はネットで購入できます。例えばAmazonでは並ウズラの卵30個入りが送料込みで2,200円で買えます。そのほか、ヤフオクなどでも手軽に入手できます。

ネット購入の注意点

春先でも車内の温度は40度以上になる

ウズラの卵も生き物です。温度が39度を超えると卵が死んでしまいます。特に輸送中のトラック内は高温になりやすく、適切な梱包がされてないと春先でも卵がダメになりやすいので注意してください。

ウズラ大学の種卵は到着時点で熱にやられてダメでした

以前、ウズラ大学という販売業者から種卵(15個)を購入したことがありますが、梱包が不十分で、輸送中の高温で卵が全部ダメになっていたことがありました。暖かい時期はクール便や発泡スチロールのような断熱ケースで梱包、発送してくれる販売店を選んでください。

オークションの注意点

しっかり梱包してくれる出品者を選ぶように

ヤフオクなどオークションでの販売も注意が必要です。上の写真はしっかり梱包されて送られた商品です。籾殻(もみがら)の中に卵を入れてくれるので温度変化にも比較的耐えられます。このように取引してくれる出品者は安心して取引できます。

こんな状態で届くことも…

一方で、出品者によっては梱包が雑で卵が破損した状態で届くケースも珍しくないです。以前落札したケースでは、ペラペラの箱に卵を放り込んで定形外郵便で送ってきたため、卵が半分以上潰れて届いたことがあります。

悪い評価が複数ある出品者は避ける

良い出品者の見極めは評価を参考にしてください。悪い評価が複数ついている出品者は避けたほうがよいです。こうした出品者は、種卵の状態も悪いものが多いです。親鳥の栄養状態が悪いと障害を持ったヒナが生まれやすくなるので注意してください。

スーパーの卵について

10個に1個程度有精卵が混入するらしい

スーパーで売っている卵についても触れておきます。基本的には無精卵なので暖めても孵化することはありませんが、10個に1個ぐらいの割合で有精卵が交じることもあるようです。

ウズラは体が小さいためオスメスの判別が難しく、結構な確率でメスの群れにオスが混入するようです。するとオスの混ざったケージ内のメスがすべて有精卵を産んでしまいます。スーパーのウズラは1パック100円程度で買えるので、5パック買えば50個中、5個ぐらい有精卵が入っているかも。これなら卵を安価に調達できますね。

オスが混ざるとカゴの中はすべて有精卵に

ただし、ウズラ農家によっては、オスを見つけた段階でケージから抜き取るので、有精卵が混入しないパック卵もあります。有精卵の混入率は生産農家によって違うようで、1つも有精卵が入っていないこともあります。

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